贈り物の話・・・

一人の少女に 遅ればせながら誕生日のプレゼントをあげました。
赤いシャープペンです。
赤がよかったのです。
ぜひそれがいいと言ったら、店の人から他のを勧められました。
よく売れているのというそのシャーペンは、いかにも今風の形で
丸みのある少し太めのものでした。
少女は言葉を綴ることができます。
その言葉は少女の心を映していました。
自分の心と向き合っていくには、言葉を綴っていくしかありません。
だから少女が言葉を書き連ねていくことを応援したのです。
私のプレゼントを、喜んでくれた少女の笑顔が忘れられません。
つい、今夜のことだったのです。