命について考えたこと・・

人を愛おしく思うのは、その人の命の在り様をあれこれ想像しながら、
その人が生きているということに感動するからです。
生きているということに感動するのは、命というものが、
次の瞬間にはどうなるのか
まるでわからない弱いものだということがわかるからなのです。
命の本質が、そうしたあまりにも、か弱いものなのだということがわかるようになると、
生きているということ、生きることができるということが、
かけがえのないものに思えるのは当然です。
明日がどうなるかわからないということは、
生きることの本質的な姿です。
それを心に掛けて毎日が暮らせたら、いろいろなことが見えて来るように思います。
自分の命も、他の人の命も、出来る限り大切にしたいと改めて思い、
命を危険にさらすもの、命を守ることを優先としない考え方が、
いかに犯罪的であるのかが、一層明確に理解できるようになると思うのです。
なんだか、そういうことをつらつら考えてしまいました。