ひとり、夜更け・・・

今夜はなかなか眠れない。頭は疲れきっている。
なにかこう、徐々に徐々に重大な決意を
現実のものにして行こうとしている自分に興奮しているのかもしれない。
例えば、この国との決別がどこまで可能なのかという問いかけをしている。
この国の公権力に対して、怒りなどという言葉では
心の整理がつかないほどの気持を抱えているのに、
この国に加担していることが耐え難い。
この国の一隅に暮らしながら、その仕組みに否応なく組み込まれ、
不本意にも自分の暮らしが好き放題に利用されている現実にも、
もう目がつぶれなくなっている。
だからといってどうしようもないのか。
それほどに私達は愚かに暮らさなくてはならないものなのか。
このような自分の苦しみ方を、今は少なくとも言葉に表わし、
そのきしみの中で真の問いかけをして、その答えを見出したいと思う。
苦しみを苦しみとして、白日のもとに晒すことは大切なことだと思えるのだ。