明日から、また仕事です。

 17日は研究授業、18日は人権教育公開授業と

 二日連続で担当しました。

 昨年の暮れから準備していて、体調を壊すし

 それでもめげずに夢中になって

 何とかやり切りました。

 これからが闘いです。

 なんかこう、戦闘準備をしていた感じです。

 さて、研究授業は『論語』を扱いました。

 「思想が構造化されない国」としての「日本」という

 丸山真男の言説が、ここのところずっと頭の中にありました。

 なぜかって、安倍政権の登場があったからです。

 それまでも 問題意識としてはあったのですが、

 過去の亡霊がよみがえってきたような現政権の在り様は

 もう一度、いや二度でも三度でも

 この国は 何がどうなって今日まで来たのかということを

 すぐにでも、いや、ゆっくり落ち着いて

 再確認する必要があると思ったからです。

 それでなぜ 『論語』ということになるのかと

 問われれば、それほど必然性はありませんが、

 取り組みやすいこと、教材になりやすいこと

 何よりも 各章句が短くて 扱いやすいことかなと思います。

 理想の政治を掲げながら 政治改革に失敗して

 晩年は 弟子の教育に専念したという孔子

 その高潔な生きざまに

 素直に触れてみたいと思ったこと

 そこから 現実のこの国を見つめ直して

 「理想」を希求することの正しさを

 再確認したいと思ったのです。