さあ 眠るぞ・・・

備忘録として・・・・
IWJの番組で、久々に小出裕章さんのインタビューを一時間も聞いてしまった。
夜がどんどん更けてゆくことを分かりながらも、途中でやめられない内容だった。
原子力の研究者として40年余り反原発を貫いて今日まで来た小出裕章の言葉は重い。
限りなく真実を語ろうとするその誠実な姿勢が言葉の隅々ににじみ出ているから
聞き逃せないと思ってしまって後悔はない。
ただ、日米の軍事同盟が結ばれ、それが強固になってゆく過程も含めて、砂上の楼閣に辛うじて生かされてきたような自分や家族やそれ以外の多くのこの国の人々のことを想った。
保有国としての日本を、何と長い間、自覚し得なかったことだろう。
今さらながら、無知であったことに愕然とする。
戦後およそ70年、日本がアメリカの属国である事実を 本当はほとんど自覚していなかったのではないかと自らに問い掛けている。
愚かさの極みだろう。原発事故が起こり、その恐ろしさに人々が気付き始め、それによって脱原発が政治的な課題となり、それがアメリカを硬化させていると云う現実が、歴史的な構造としてまったく見えていなかったのか。
目がさえてしまったけれど、小出裕章の当然の指摘が、私を覚醒させてしまったようだ。