土曜日の夜に

土曜日は 時々こうなります
疲れがたまって一日眠っていました
こんこんと時間を忘れて眠っていました
昨日は東京は 大飯原発再稼働に反対する二十万人にも上る人で
首相官邸付近は埋まってしまったということです
ヘリからの映像をしっかりとこの目で見ました
遠く九州の地で 朝日新聞にはこの状況は
全く書かれていませんでした
報道の役目を全く果たしていません
自分が暮らす国の首都で二十万にもの人が
原発再稼働に反対しているというのに
その事実を伝えない大手メディアは
地方の人々が反原発に賛同しないように
意識的にそんなことをしているのでしょう
どうせ 反対したって再稼動されればどうにもならないと
特に 地方の人達に思いこませるためなのでしょう
原発が再び事故を起こせば 
国の規模で 地球規模で
被災することを実感させないために
人々の思いを燃え立たせないように
あえて 報道は人々の怒りの記事を書かないのです
そういうことを実感しながら
家族にささえられながら 疲れた体を癒すことができました
私の体調に合わせて 質素な食事を作ってくれた家族
私の回復と 各々の元気を願って
一緒に食べることができました
ふっと 思います
明日私が どうしても怒り 奮い立って行動を起こすことになっても
それによって 自らが傷つくことがあっても
各々を思いやりながら つながってきた家族は
その後を 静かに歩いて 心を同じくするのです
そんな 不思議なほど確かな 思いがあるのです
ああそうです こういう確信が
家族といる平安を実感させてくれるのです
今は そういう時になっているのかもしれません
もはや 昨日の幸福が 明日の幸福につながるはずはなく
そしてなお 自分ばかりが平安ならいいというはずもなく
もう いいかげんにしてほしい
我慢にも 限界というものあるのです
これほどまで 命が踏みつけられ
これほどまで 国家的な恫喝が横行し
黙っている理由はありません
民の知恵で 生き抜きましょう
自分のできることをやって
人間が生きていける社会をつくる礎になりたい
病み上がりの少し高揚した心が
そんなことを思わせています
大手メディアが いかに「クズ」であるのか
そういう思いを確かなものにした雨の夜です
むしむしして 湿った空気がこの古い貸家を
被っています・・・
計画停電など恐れることもない
そんな脅しは 貧しいものには無用です