蒸し暑い夜は悲しい日記

何だろう この悲しみは

何だろう この寂しさは

今夜は 素直につぶやこう

きっと こうやって人は次に受け渡して

自分の人生を終えてゆくのだろうな

そんな当たり前なことが

なんだか 今夜は悲しい

あと 何年だろう

いや あと何カ月かな

神が私の人生の終わりを告げてくれるその時

私は 黙って天に昇る

後に残った 私の家族の幸せを祈りながら

私は 密かに天に昇ってゆきたい

その日は いつか来る

その後につながってくれる人の手を

静かに でもしっかりと握って・・・

いろいろ お世話になりましたと

そんな言葉を そっと言うつもり

今夜は蒸し暑くて 人の生き死にを想った

そうして その連綿と続く道のりの

なんとも言えない 寂しさを感じてしまったんだ