悲しみの果てに

こんな寒い晩なのに 
次から次へと涙がこぼれ
頬は びちょびちょになりました
今夜は もうどうにもならず
自分の人生を 呪いました
何回も 何十回も 何百回も
これから どうやって生きていこうかと
そんな問いかけの 連続でした
どんなにささやかで たわいのない計画でも
それが できるかどうかわからなくても
よいのだからと
若い恋人同士の様に
私は 語りかけてしまったのかもしれません
なんだか今夜は そんな何十年ものくり返しが
それでも 諦めずにきた時間が
がらがらと 崩れていくのを思いました
こういう暮らしの中で 
いくどとなく 引き裂かれてきた心
あらゆる状況を捨てて
ここから 旅立ってゆく決心は
ああ もう少し 砂時計がかたむいてしまったら
すぐにでも やれそうです
神様は 私を これ以上に
砕いてしまおうと 思っているのでしょうか