今日一日のこと

「森と干潟のシンポジュウム」という会があった
連れ合いがいく人かの仲間と一緒に
あれこれ準備して作った集会だった
昨日は干潟の観察会があったけれど行かなかった
今日は二人の人の講演とシンポジュウムでそこに出かけて行った
講演者の一人、鹿児島大学の佐藤正典先生
その人の話の 特にさわやかな印象が忘れられない
生物学の専門家で 破壊され続けている海の中に
懸命に息づいている小さな生物が研究対象だ
そんな生物の代弁者のように 
彼は 静かに語りかけてくれた
絶滅危惧種」について 色々話してくれた
今この時も 数えきれない貴重な生物達があえいでいるけれど
その悲しみを語るのではなく
貴重な生物の健気な命の在り様を
可愛らしく 明るく語ってくれた
そうか この人のさわやかな語り口はこれなのだ
命の不思議は 地球全体のことだ
勉強すればするほど わからない事だらけですと
佐藤先生の言葉は その笑みと一緒に
人々の心に残るはずだ
その数が少なくても
命を思う人々は必ず増えると
今夜は明るく考えて眠ろう