独り 片づけ

昨夜 クタクタだったのに

心が静かすぎて 眠ろうとしなかったのは

神様と話していたんだと思う

ここ数日 私をすっぽりと包んでいたのは

目に見えない何かだった

血圧が低すぎるのも そのせいかな

聞こえなくてもいい音は

聞こえなくてもいい

ただ耳の中に じーんと静けさが立ち込めていた

そうか 神様がそばにいるのだ

心の中の 恐ろしいほどの静かな心

悲しみにも 喜びにも 恐怖にだった

心の中は 震える

でも 静か ただ 静か

人が人を非難し

人が人を裁いていくより

もっと強力で もっと轟くような

何かの気配が 静けさの裏側にある

永い時間が経った

弱々しく やっと歩いてきた私の足あとの果てに

今この時 ただ静かな時間が広がる

「現実」にもみくちゃにされながら

また歩き出す私の日々の前に