春を迎える

昨日も今日も、とんでもない寒さだったのに

何を見当違いな「題」を付けているのかなと

自分でも感じている。

でも なぜか「春を迎える」というのが

今の私の 心境なのだ。

新年が始まって イスラエルによって パレスチナの人々が 

次々に殺されている状況が ますますひどくなっていること

能登半島地震の被災地の状況が なかなか改善されていないことなど

命が傷つき 命が失われることが連続している社会に暮らして

特に今年に入ってからは 私の体調は がたがたになっていた。

その一方で しかし もうここまで来たら 私のやることは

はっきりしているんじゃないか。

そんな 妄想にも似た思いが 私の心にふつふつと湧いてきている。

これまで私は じっと閉じこもっていたような気がする。

いったい私は 何を恐れて 何を 躊躇っていたのだろう。

その原因は 老いなのかな。

老いていくことが これから どうやって 自分が生きていけるのか 

という不安につながっていたのかもしれない。

問われていたのは 私の勇気だったということなのか。

春は 必ずやって来る。

その春を 私は思い切り 胸襟を開いて迎えたい。

そうして やっぱり 私がやれることは 身も心も弱っている人に

生きていきましょうと 根気よく話しかけていくこと。

あくまでも あなたはあなたらしく 自分を思い切り肯定して 

何とか生き抜いていきましょうと 話しかけること。

それ以外のことは 全く思いつかないのだ。