悲劇の扉が、次々に開く。
その連続を、何とか止めたいと、世界中の人が願っているはずだ。
もし誰一人、悲劇の連続を止めようとしなければ、
やがては、「終末」に行きつくほかはないという事なのか。
そんなことを肯定したくはないが、
この道の果ては、どうしても「終末」になる。
見えてしまったのだ。
世界のあらゆるところが可視化されてしまったのだ。
画像の向こう側には、空爆で殺された、
陸上戦で射殺された、人また人の遺体。
とりわけいまや5000人にもなったという
パレスチナの子ども達の無残な姿。
しかしイスラエルは、暴力と殺戮の道を、なお突き進み、
「ストップ」と叫んでいる世界中の人々を尻目に
虐殺をやめようとはしない。