土曜、日曜と、二日間も引き籠った。
引き籠ったという言葉は
立て籠もったという響きに、どこか似ている。
二日間とも、同じように家中の片づけをやっていた。
そんなことばかりやっていると、
決して不要なごみばかりではなく、
色々な素敵なものを見つけてしまう。
それを見つけては、色々なことを思い出す。
自分の歴史の掘り返しをやっているようなものだ。
こういうのは、けっこう、楽しい。
常日頃、自分への評価が低い、悪い癖があるけれど、
色々、昔の書いたものなどを見つけては、
ああ、いろいろやってたなあと、自分を褒めてしまったりする。
いつか、私がいなくなったら、
私の「荷物」は、どっかへ行ってしまうのだろうか。
そっと、
なくなってしまっていいのだけれど。