一日があっという間に終わる。
気がついてみると夜。
そして、あっという間に朝を迎える。
いったい、一日何をしていたのかと思いながら、
それでも、何とかやることはやり終えているかなと思う。
当面のテーマは、「明治維新」や「自由民権運動」についての勉強。
今から150年前、日本に生きる人々が新しい政権を目の前にした。
そうした状況下で繰り広げられる、いくつもの動乱で、
ある者は死んでいき、ある者は生き抜いて、運命は二つに分かれた。
いつの時代もそうなのだろう。
戦いや、その他の不慮の出来事で、数えきれない人々が死んでいく。
だが、それらは決して、歴史の表には現れてはこない。
弱く貧しく、名もなき者たちは、ただ死んでいくしかないのだとばかりに、
無慈悲な歴史が繰り返されていく。
そうやって刻まれていく歴史。
私は、その歴史の中の、
たった一人の存在だ。