それでも朝は来る・・

 有難いと思う 
 
 どうやってこの先を生きていこうかなどと思いながら

 それでも朝がやって来てくれることは嬉しい

 ということは 

 またまた大変な日常が始まるってことではあっても

 大変さが 不思議な喜びにもなっていて

 人間は実にうまくできているものだと思う

 今日は 起き上がるとすぐ 猫のお医者さんを呼ぶ手配をした

 いつも来てくれるK獣医さん

 相変わらず手際よく 注射を2本してくれた

 しかし 彼がやって来てくれるまでが大変だった

 ネットの袋に 猫を入れて待機するようにいわれていたので

 指示通りしていたが そのタイミングが少し早かったので

 不愉快な「与作」は あばれて抵抗する

 そこへ お医者様は登場

 私のように 焦って決して手荒なことはしない

 籠を準備して 顔にタオルを掛けなさいと指示される

 あれ おとなしくなってしまったではないか

 治療が終わると 例のごとく歴史談義

 今日は 特に熱がこもる・・・

 目の前には ラテン語の資料が広げられた

 それをすっかり訳しているKさんなのだ

 やっぱりKさんは ただものではない

 猫は やっと静かになった