夜明けになって

ついに夜明けになってしまった
ほとんど眠れなかったなんて
心臓がどくどくとなっている
呼吸が少し苦しくて
新しい空気が吸い込めない

何かが私の道を塞ぐ
何かが私の行く手に立ちふさがって
私の肩はかたまってしまう
そういう道のりをずいぶん歩いてきたけれど
私はやっぱり歩いている

今日一日がどうなるのかわからない
仕事ができず誰かを不幸にするかもしれない
それでも一晩中眠れなかった
夜は明日のためにあるのだろう
だから人は夜にゆっくりと眠ろうとする

でも今日は失敗だ
地球の自転に従わなかったから
大自然に寄り添うようにして生きられなかった一日
明日はすぐにはもどれない
そのずれが私を苦しめても
生きる軌道に帰らなくては