チビスケが息子の膝にいる。
温かな日差しが息子と、チビスケを包んでいる。
それにしても、チビスケの足の爪が長い。
そういえば、チビスケは、なかなか、切らせてくれなかったなあ。
しかたがなくなって、息子にチビスケの爪切りを頼んでしまってわたし。
もしかすると、そんな時の写真かもしれない。
心の優しい息子は、チビスケの心を、じゅうぶん理解して、
チビスケの心と体のリズムを、大切にしてくれた。
「あーあ、また僕が嫌われちゃうよ。」って、
苦笑いしながら、必ず、引き受けてくれる仕事だった。