雨が降ったりやんだりして、天候不順な一日でした。
それでも、春は春です。
冷たいような、温かいような、あまり心地よいとはいえない空気に包まれて、
家の中を、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしながら、
家の中の片付けをしていました。
何よりも、雨が降っているのに「洗濯」をしたのです。
毎日仕事から帰ってきて、着替えたときのシャツなどで、
そのまま、椅子の上に置いてあったりしたものを、
洗濯機の中に放り込んで、ガラガラと回したのです。
他にも、タオルや靴下、ハンカチなどの小物類ばかりではなく、
何と、自分たちが使っていたシーツまで洗ってしまったのです。
洗濯が終わると、今度は奥の部屋に行って、脱水した洗濯物を、次々に竿にかけ、
乾燥機をセットして、部屋の扉を締め切りにしたのです。
その他にも、いらない物を、部屋の隅々から見つけ出し、
ごみ袋にひとまとめにもしたのです。
また一方、靴下やハンカチなどを入れて
重ねるようにして使っていた小さなユニット家具を別の場所に移したりして、
何だってこんなに独楽鼠のように、働いているのだろうと、
仕事の途中で、ふっと思ったりしたのですが、
すぐ我に返って、また片づけを続けていました。
実は、私の心がむやみに落ち込んでいたのです。
こういう時には、いつだって、ともかく「片づけ」を始めてしまうのです。
落ち込んだ心を、元気づけるために、
なぜだか、「片づけ」をしてしまうのです。
天候不順だったからでしょうか。
何だか、いつもよりずっと
「片づけ」に夢中になってしまいました。