もう、眠ろう・・・

 『ヒューマニズム考』、渡辺一夫の文章に本当に久々にふれている。

 エラスムス、ルター、カルブァン、ラブレーなどの軌跡が

 わかりやすく書かれている。

 そうだ、私が夢中になって読んでいたあの頃・・・

 胸に染みいるように心地よかった

 生きる方向を示されているような充足感を

 しみじみと思いだす

 古典から学びとるものを 私も 再度 再度

 真剣に考え抜こう

 何のための授業か

 若い人たちを 冒涜してはいけない

 私が つかみ直すことだ

 そういえば 今日 教育実習生が

 私の授業を 突然訪問してくれたのだった

 漢文の初級 この国にやってきた

 中国の古典語を 人々は

 どうやって 読み下そうとしたのかと

 そんな勝手な想像をたくましくさせながら

 生徒と一緒に あっという間の一時間だった

 はてさて 実習生には 参考になったかどうかだ