東京にいる友人が、胃癌になったので便りすること。
結局勉強する意味と、それを授業に反映してゆく意味は
昔の人の智恵を 古典を通して再認識し、
今がそれとのつながりの中にあることをしらせること。
知識や知恵が「知識人」に独占されていることに
きちんと抗ってゆくこと。
そのためには 私のやり方を少しずつ確かなものにしていこう。
ところで 安倍のような独善的な権力者が権力の座について
自分が何をしなくてはならないのかを
必死に考えるようになったというのも面白い。
その意味で、安倍の登場は歓迎されるのかもしれない。
新たに入学してくるであろう生徒たちの姿を見ながら
日々老いつつ、体力も精神力も衰えてゆくことを実感する一方で
自分の道を鮮明なものにさせることだ。
より多くの人間が 人間らしく
その日その日を充実して生きることを願うのならば
自分の役割はおのずから見えてくるということか。