狂気の政権を・・・

愚かな国民が作っていく

この国のあらゆることがガタガタになっている

正気かと思うような方向に

物事がどんどん決定されて

事態はどんどん加速していっているようだ

こんな中で 生きられなくなった人たちが

次々に死んでいく

隣のおじさんが 死後五日位たって発見された

発見者は 連れ合いだった

幾日も顔を見ることがなく おかしいと思っていたという

窓辺に 異様に蝿がとまっていたのを見て

おかしいと確信したらしい

扉をたたいたら 返事はなく

扉を開けたら 難なく開いて 中でおじさんは死んでいたという

その同じ部屋で そのおじさんの前に住んでいた人が

同じように 二か月以上も気づかれないまま死んでいた

その時のことは 今でも覚えている

生きられなくなった人が どんどん死んでいく

死んでも誰にも気づかれない時

部屋の窓に たくさんの蝿がとまっている

その光景は 二度とも同じだった

そうだ 夏には 知人の息子さんは

精神病院に入院中 たまたま外泊している時のこと

祖父の家で 家族と一緒にいる時

急死してしまったし その一方で

同じように精神病院に入院中の

甥もまた 急死してしまった

思い出せば そのずっと前には

やはり知人の弟さんが 自ら死んだ

足が不自由で 車椅子生活だった

そんな体の故だったのか

お腹に刃物を突き立て 一度目は一命を取り留めたが

退院して すぐに二度目を決行し

絶命してしまった・・・

弱い立場の者が どんどん生きづらくなる

そういう状況に追い詰めて なお一層 権力をふるう

そういう政権を 愚かな国民が作り上げてしまった

その事実だけは 忘れてはいけない

人間の回復を どうしても 人間の回復を・・・・