「時間よ とまれ」って思わず言いたいのです

 もう 明日になってしまいました

 でも 今日、いけない昨日は 

 素敵な 時間の流れでした

 その流れの中で 大事な人と一緒に温泉に行き

 それから 二人で買い物をして

 夜は 鍋を囲んで ゆったりと いい時間だったのです

 それから それから 部屋を片付けました

 寒くて もこもこジャンパーなど着こみながら

 本や ノートや 資料なんかを

 ああ こんなところにあったんだ・・なんて

 のんきなことを つぶやきながら

 あっちのものを こっちに

 こっちのものを あっちになんて調子で

 「どうやって生きようかなあ」などと

 またまた 思いながら

 片づけを終えたのです

 片づけは 人生の後始末のようなもので

 つい昨日の自分を 慈しみながら

 今日が来て それから 明日が来て

 一年先が もしあったら 

 神様に感謝なんかしながら 自分の仕事を

 まじめにやらないといけないなと

 そういうことを 思って

 楽しんだりするのです

 それが私の 片づけなのです

 ずっと昔から こういう私の思いは

 好き勝手に 浮遊していました

 それが 今になっても抜けなくて

 わたしは やっぱり 幸福な人間でしょう

 人生は 試練そのものですが

 試練の中でこそ 夢中で人が愛せますよ

 大事な人は やっぱりそばにいて

 私は 命終える日まで 一緒に歩けそうですから

 だから だから 毎日が試練なのです

 こんなつぶやきをしながら

 思わず 微笑んでしまいました

 あれ あれ また夜更けになってしまった

 静けさが 耳を塞いでくれます