一人こうして、ブログを綴っています。
静かです。物音一つしません。
でも、この国の政権が腐敗していて、汚辱に塗れていることはもちろん知っています。
私ももう、68歳になって一か月が過ぎた老人です。
相変わらず暮らしに余裕などなく、働いて、働いて、
連れ合いと息子と一緒に頑張ってきました。
仕事がない田舎で、幸い学校に勤めることができたりして、
けっこう永い間、これから成長していこうという子どもたちと一緒に生きてきました。
だから、決して嫌いな仕事をしてきたのではなく、こちらが元気になるような、
こちらが賢くなるような現場に居合わせることができて、幸せだっと思っています。
さて昨夜、久々に日本の中世史の教科書を開いて読んでいました。
心身ともに疲れ切っていたのに、内容がすらすらと読めて幸福でした。
学ぶことで得る充実感、知ることで得る幸福感、
こういうのを若い頃から、何度も何度も体験してきましたが、
それは今になっても、私を潤してくれます。
来月の24日頃、私は中学校現場での有期契約が終了して退職します。
その時、もし生徒にさようならをいう機会があったら、
「伝える」と言うことを話したいなと思っています。
学習するというのは、過去から伝えられたことを、
誠実に受け止めるということなのだと、そんなことを話したいと考えています。
過去からの伝承を受け止め、それを今生きていることに生かし、
もっと良いものを、次世代に伝えていく。
こういう繰り返しが、難なくなされていったなら、
人間の歴史は人間を幸せにしていくものだったに違いないと
そんなことを考えました。
それにしても、でたらめで、強権的で、腐敗した日本の現政権を倒すことは、
これまた歴史的にも、緊急の課題だと思っています。