この連休は、身辺整理に追われていた。
永い年月を歩いてきて、いろんなものが残っていた。
それを、丁寧に点検して、捨てるものと残すものに分けていった。
こうすることで、自分に残された時間をもっと有効に使って行こうと思っている。
過去の、踏まえるべきものは踏まえて、未来へと歩みを進めるつもりだ。
やり残したことは、まだ少なからずある。
やはり、何を伝えるかという問題。
これは、多くのものでなくていい。
できれば、明確な一つのもので表わせないかと思う。
ああ、そうはいってもすぐには言葉にならない。
まだもう少し、時間をかけて言葉にしよう。
家の中が広くなった。どこに何があるのかが、おおよそわかるようにした。
こういう状況を作るのは、なかなか良い。
心が軽くなっていくような感じだ。
一年一年歩いてきた人生を、何から何まで
袋の中に詰め込むようにするのではなく、
私が歩いてきた道に、風がさわやかに吹いているような感じを味わいたかったのだ。
捨てる・・・。
これは新しいなにかを、死ぬまで求め続けるために必要なことだ。