2015年3月7日の土曜日の夜


 
 春3月も半ばになろうとしています。でも、まだまだ寒い日があって、安心もできません。いろいろ忙しくなったりすると、つい無理をして、体調を崩すのですが、そういうときは決まって手足の冷えがひどくなります。

 これは結構不快な症状で、ああ、自分には身体の中に燃えるものがなくなってしまうのだと、生き物であることが実感できなくなって、心まで落ち込んでくるのです。それでも何とか元気を出そうとして、こういう時、助け船を出してくれるいきつけの鍼灸師の先生を訪ね治療して貰うのです。

 さて、4年生の卒業式も終わり、来週からは高校入試が始まります。月曜日は最後の事前準備、翌火曜日と水曜日が入学試験の本番です。さらに試験初日が終わると、私が担当する国語教科は採点に入り、こっちの方もさらに、気が抜けない仕事になるのです。そんなわけでなんとか来週が無事に終了することを願うばかりです。
 
 今夜は土曜日、天気は一日まずまずでした。そんな中で、連れ合いと温泉に行き、帰宅後は習字の教室に出かけて行きました。そこでの練習をし終えた頃でした。突如、習字仲間でもある親友が、「先生に見てもらおうと思ってね。」と言いながら、添削をしてもらいにやってきたのです。
 
 私が教室に来る時間帯に合わせて来てくれたようです。すべてが終わって、一緒に教室を出ると、帰りには近くのコンビニで一杯百円のホットコーヒーを飲んで、しばらくおしゃべりをしました。その人は私より12歳年下ですが、年齢差などほとんど意識にも上らず、いつも心地よく語りあえる素敵な友人なのです。

 なんとも平和な土曜日の夜です。そう、それから、連れ合いが準備してくれた夕食があまりにもおいしくて、家族3人ですべてたいらげたのは、2時間くらい前のことです。家族のために美味しいものを懸命に作ってくれる連れ合いに感謝する気持ちが尾を引いて、こうして綴っている私の心を安らかなものにしていることも確かなのです。