北風で 窓はガタガタ・・・

 なんだか無性にルソーが読みたくなって、

 もうだいぶ古い清水書院刊行の『ルソー』を読み始めています。

 こんな天才を、昔からすごく身近に感じてぼそぼそと色々読んできました。

 『告白』は厚い文庫本で一生懸命読んだのです。

 それは それこそ忘れてしまうくらい昔の話。

 『学問芸術論』はルソーを世に出した最初の短い論文。

 これはわかりそうで やっぱり、そうとう難しい。

 でもこりもせず 何度も何度も読んでみました。

 で 何が言いたいのかといえば ルソーに相変わらず魅かれているのです。

 今、周知のごとく、日本がめちゃくちゃになっている時

 原点のところを 自分なりに確認したいという欲求です。

 フランス革命の 理論的な土台ともなったルソーの書き物

 難しいけれど、身近なのです。

 思いが 言語化されるという過程で 

 「わかる」というところが

 いくつも出てくるのです。

 言語化されたルソーの思想が 

 「わかるな」とおもうことを

 大切にしたいのです。

 その次に 自分の考えを言語化する宿題が待っているのです。

 そのために いってみれば 本能的に

 ルソーを読もうと思う自分がいるのです。

 読書の きっかけは 振り返れば

 いつもこういう感じでした。