一つの仕事が終わりました
教え子が「生活体験発表」っていうのをやって
それが県の代表になったのです
その子とは 長い付き合いでした
いろんなことがあって それをいちいち乗り越えてきました
そして 今日 その子は これまでの自分の生き様を文章にして
県の大会で発表したら 代表に選ばれてしまったのです
実はそこまでの道のりに私は深くかかわったのです
「よかった」と手放しではいえません
その子の人生の これからの軌跡を想うからです
苦難の連続でしょう
それは当然としても それに追い打ちをかけるように
この国は もうほとんど終わっています
そういう現実を 伝え切れていない自分自身の無力さ
いや 苛立ち それも違うか 悲しみ 怒り
いろんな思いがないまぜになって
それを言葉にして 連れ合いに語りました
涙が出てきました なんか悲しくて
黙って聞いてくれた とりとめもない私の心を
本当の知性ということを話しました
本当の知性の積み重ねを はぐくめない自分も 自分の居場所からも
私は さっぱりと旅立っていきたいと
そんなことまで語りました
黙って それを聞いてくれたあなた
こんなこと あなたにしか語れません
今も これからも ずっと昔も そうだったと思います
