もう なんて言ったらいいのか・・・

 ほんとうにもう、時々、しごとがすっかり嫌になる

 さびしそうな、悲しそうな若い人たち相手にして

 授業したり、いろんな活動したりするけれど

 どうして、こんなに若い人が悲しくなっちゃって

 ここまで来たのかなって やり切れなくなる

 どうして どうして こんなになるまでほっといたんだって

 病気の子が 熱を出したら 病院に行くのに

 なんとなく不安になっちゃって さびしい さびしいって言ってるのに

 どうして ほっといたんだって こっちが 泣き出しそうになるのもしょっちゅうだった

 でも お父さんやお母さんだって いっぱいいっぱいだったに違いないな

 ああ それでも子どもが優先になってほしかった

 「ぼっちをきわめた」って 淋しそうに笑っていた少年

 「いつもいつもひとりぼっち」だって 淋しそうに笑っていたわ