仕方がない いつも同じだから
エネルギーが全開して やがて崩壊する
崩壊すると 何もかもがどうでもよくなって
穴の中に入ってしまいたくなる
今 穴の入口から少し入ったあたり
そういえば 北風がボロ屋をがたがたいわせている
もう昨夜遅くから そうだったかな
こうなってくると 隙間から風がヒューヒュー入ってきて
廊下なんかが 埃でかさかさした感じになって足の裏に伝わってくる
もともと シロアリが巣食っている家だから
建物の深部の所が ボロボロになっていて
微かな木くずが どこからともなく
しゃわしゃわと落ちてくるのかもしれない
いろんなものが一緒に生きているともいえるけれど
水気のなくなったものは
やっぱり生きる気力とは 反対方かなと思ったりしている