満月 冴え冴えと・・・

たたかい 自分とのか
微かにでも 残っていた希望を
粉々にされたから
それも くりかえし くりかえし
だから 声高に
闘いののろしを上げなくなってしまったのか
そんなことばかりを思って 心の中が
もやもやした 一日だった
今 することは たたかうこと
それ以外に なんにもない
弱い人間が どんどん やられていっちゃうこの国で
いま やることは それしかない
でも たたかうには
希望が いる
ぎりぎりの渇きが
希望に向かわせようと 背中をぐいっと押してくれる
希望なんだ 
一筋の光のようなもの
それが 粉々に砕かれていくのを
日々 止めることができない この国 
せめて 夜勤の青年を起してやろうと
あと一時間ほど
満月の晩に まだ こうして
つぶやいているのだ
たたかいのために
立ちあがれ 
希望を とりもどして
立ち上がれ