そういえば、自分がノーテンキだったなあと思うのです。この国で不正選挙は、事前の買収くらいなもので、投票所での不正のようなものは、いやまさかないだろうと、どうしてそんな根拠のない信頼を持っていたのかと思います。
思えば、これまで数え切れない選挙を経験しながら、開票して間もなく当選予測がされたりして「当確」なんてどうして可能なのかと、そんな毎度のことに「変なの？」って思いながら、それ以上突っ込むこともなかった自分がいます。
そう、マスコミの存在…。テレビとか新聞とか、雑誌とか、私だって、これまで、この国の政治を何とかもっと良いものにしたいと思ってコツコツ市民運動のようなこともやってきたのに、特に国政選挙なんかは、情勢はほとんど変わらないのです。
その上、いつも、なんかこう、マスコミが予測した通りになっていくのです。今回の選挙結果は特に、原発事故があって、多くの人々が立ち上がって選挙をがんばろうとしていたのに、どうしてこういう結果になったのかって、多くの人が「変だ？」って思っているのです。
平和でもないのに、平和っていう思いこみ、民主主義でもないのに、民主主義だっていう思い込み、放射能汚染がひどくなっているのに、そんなはずはないという思い込み、「思い込み」で何とか生き抜いてしまっているのが、多くの日本人だったのです。
この「思い込み」というのは、私の場合も例外ではありませんが、恐ろしいのは、自分のことを「リベラル」の範疇に入れていた私のような人間の奥の奥の方に潜んでいる「思い込み」。
今日を起点に、まず私自身の「思い込み」に向き合うつもりです。「うそ」かもしれないけど、今の自分が痛まないことをいいことに、知らなかったふりだけはしてはいけない。無意識のうちにそうすることも含めて、この国の状況をつかみたいのです。
マスコミがわざと、役目を果たさないなら、自分で積極的に情報収集していくことから始めていきたいと思います。
それにしても、すごいです。自民公明で過半数だとか・・。この国の右傾化は極まっている感じです。
