独り言

「夢を語ると・・・」

夢を語ると 大抵は悲しくなる
それが小さな夢でも 大きな夢でも
語った途端に 道は閉じていたりする

心から望んでいても 現実にはならないから
夢を語って そこに祈りをも込めて
言葉にするけど 大抵は悲しくなる

思えば ずっと夢を語ることを忘れていた
悲しくならないために 夢を見なかったのかもしれない

夢って 何だろう
夢を語って悲しくなるのは ずっと夢のままだからかな

いやいや そうでもない
夢を追うことをこの身に感じ続けているだけで
本当は楽しいはず

でも 夢を語ると大抵は悲しくなる
夢を語れないのは もっと悲しくなる



「夜更けに・・・」

どう生きたらいいかって
どう死んでいけばいいかって
一人夜更けに 考えていた

眠れなくなるからコーヒーではなく
さ湯なんかを入れた茶碗を片手に
やっぱり どう生きようかって考えていた

時計の音だけが コッチコッチって
いったい ふり返る人生で
何がたりなかったのかななんて思いつつ

一人夜更けに あいかわらず
のこされた人生を
どう生きたらいいかって考えていた

あいかわらず 時計は コッチコッチって