喜びが ほしい・・・・

 ほんのひとときでいい

 開け行く大空のような心を持ちたい

 ほんのひとときでいいから

 思いがかなって

 大事な人たちが 喜んで生きている姿を

 見たいと思う

 いやいや こま切れでもいいのだけれど

 喜びの空気が 私の周りを満たしてくれますように

 とぎれとぎれに不幸がきても

 すぐにも また うれしくなれますように

 貧しい人にはこれしかないのです

 これだけあれば生きられるのです

 でも 私の思いなんて

 いつも振り返られているのではないから

 そのぶん 私の悲しみは

 私の周りの空気の重さ そのままなのです

 さあさ でも 労働者は

 そんな心のひだのことなんか

 ずっとは 思い続けられず

 暮らしのために・・・ 

 大事な家族が生きられるために・・・

 そんな思いの中に また

 あつい思いを かきたてることができるのです