「ずらそうにもずらせないなあ・・・」

 そんなことを思って今日も始まった

 毎日の労働者としての私が

 この島で 元気に生きていきたいと思って

 必死でやってきたけれど

 無理かもしれない・・・

 もうすぐ 息子が家を出て一人暮らしを始める

 それをゆっくりと見守ってやろう

 私は 残された人生をどうするのか

 やっぱりゆっくり考えよう

 もう 元気はのこってはいないけど

 悲しみは生きていこうとする私の力を

 弱めてゆくだけ・・・

 だから できるだけ光の方向へ向かおうと思う

 もう 私を先へ先へ進ませるものは

 明るさをしかないぞ・・・

 暮らしは相変わらず重い

 この暮らしの重さを 蹴散らせてしまうほどの

 明るさを見つけなくては

 私の心は もう 粉々になってしまいそうだから

 さあ、仕事に出かけて

 気合い入れていこう・・・