私は・・・・

ああ、またか・・・・
いくら伝えても やっぱりわからないだろうな
私が 今日 何をこんなに苦しんでいるのか
なぜこんなに暗い気持ちでいるのか
わからないだろうな
私に楽をさせてください
もう残り少ない時間を
描いていた夢の方向に少しでも歩かせてください
例えば1人の年寄りが死に
その年寄りにまつわる人が狂気に見舞われていたとしても
それはね 私たちの姿を映しだしたようなもの
もうすぐ 私たちがそうなることになるの
いつもいつも この土地に来てからの日々は
似たようなものだったね
都会と田舎と
その不自然なかかわりのなかで
そういうことを 現実を ほとんど思わずに
運命に流され続けてきた私たちの人生
だから もうそろそろ
残りの人生のために
私の荷物を一緒に担ってくれないかな
ねえ、それにしてもここまで一緒に歩いてこられたのは
そよそよと吹いてくる風の香りを
同じように心地よく感じられるからだった
あなたと共にいて
こうしていつまでも
少女のように 怒リ 悲しみ
そしてもちろん あなたへの愛だって語れるからなの