原発事故に向き合うために

8月8日号の『アエラ』が、今日、夕方到着しました。
既に既刊号だったので、本屋にはあるはずもなく、
直接朝日新聞出版へ注文したものです。
さあ、表紙の見出しに「『汚染がれき』が拡散する」とあります。
これが読みたくて、わざわざネットで注文したのです。
ページを開くと、10ページ・・。
「国が主導する放射性物質の『二次拡散』
『汚染がれき』が拡散する」
との見出しで、そのページは始まりました。
それを読むと、岩手と宮城両県のがれきを、
全国で分散処理するという計画が進んでいるというのです。
つまり、多量の放射性物質が降り注いだと思われる福島県のものは、
福島県内で処分する方針になっているらしいのですが、
岩手と宮城の二つの県の災害廃棄物の処理は
全国の市町村に受け入れを呼びかけているというのです。
さあて、またまたページをめくると、
がれき処理に名乗りを上げた自治体のリストが、
12、13ページの2ページに、またがって
掲載されているではありませんか。
ありました。そこに、あったのです。
私が住んでいる島の名前が、
確かにあげられていたのです。
この島で『アエラ』を読んでいる人は、
決して多いとは思えません。
だからこの事実は、まだほとんど知られていないはずです。
放射能汚染の危険を、全国に拡散させるようなことは、
やめるべきです。
既に手遅れな部分があることはわかっています。
海の汚染は、地球規模だと言われていますし、
地下水の汚染も、大変なことになっていると聞いています。
「閉じ込める」というルールは、当の昔に破られているのですが、
まだまだできる事はあるはずです。
次の世代の子どもたちの被ばくを少しでも減らすこと、
そうでなくては、この国の未来などありません。
熊本県天草市、私が住んでいるのは、
リストの中にあったその土地なのです。