心の中が、揺れている。
揺れているから、体調もすぐれない。
さらにまた、色んなことが積み重なっていく。
それでも、これは暗い話ということでもない。
もともと持っていた私の感受性が、
老年になって、別の形で、はっきりしてきたということかもしれない。
だから、特に苛立つこともなく、
梅雨空の雲のように、近いうちには晴れていくような気がしている。
ハーバート・ビックスが書いた『HIROHITO』の日本語訳を読み始めている。
2002年の発刊と同時に買って読んだが、また、読み返してみたいと思った。
それと同時に、英語版にも目を通しながら、
アメリカの歴史学研究者の筆の跡を、ぽつりぽつりと、辿っている。