虐殺への怒りを・・・

 連日、イスラエルによって殺されていくパレスチナの人々の、特に子ども達の惨状が伝えられる。
 それらはあまりにも生々しく、虐殺のありのままの姿は一枚一枚の写真となって、私の目に焼き付けられている。
 これまで、パレスチナ問題について、あまりに無知で無関心だった私の中に飛び込んでくる子ども達の遺体の画像。
 血まみれになった子、爆撃によってがれきに埋まりたった今抱きあげられた子、光熱によって焼けただれ身体が変色してしまった子など、子どもたちの小さな柔らかな肉体はそのまま、最新鋭兵器の標的になった。
 敵と味方の双方が武装して応酬するのが「戦争」というものなら、パレスチナへの攻撃は圧倒的な力を持つイスラエルパレスチナ人を無差別に虐殺しているというのが現実の姿だ。
 つい先日、アメリカ議会はイスラエル支持を表明し、アメリカの軍事援助は加速して、この地上にイスラエル軍を止める力はないようにさえ見える。
 だが、何がどうであろうと、ただちにイスラエル軍は攻撃を中止せよと私は叫ぶ。
 そしてこの同じ時、世界中で数百万の人々が、イスラエルの攻撃に反対する叫びをあげている。
 それでも攻撃は激しさを増し、無辜の民の屍は増える一方だ。無力な私にできることなどないのか。いやそれでも、殺戮をやめろと私は叫び続ける。