雨の音が続いている。外はどうなっていることか。晴れた日に飛び交ってい
た生きものたち、鳥とか蝶なんかも、今頃はどこに避難しているのかなどと
思っている。
風が激しくなってきている。家の前はほったらかされているスギ林。
これがけっこう風をよけてくれているんだと、連れ合いが話していた。
避難所は開設されているらしいが、そこまで行くには10分くらいはかかる。
しかも車でだから、車走行ができない人達なんかは、在宅しかないだろう。
こういう状況は、十分予測できるはずだが、行政は頼りなさ過ぎて、自力で
生き残るしかない。
それはしかし、この国の「棄民政策」を思えば、それほど違和感はない。
もちろん、だからそれでいいなどとは思わない。
「冗談じゃない」と抗議することはやめないつもりだ。
当然のことだ。