一人前に生きていくというのは・・・

どうしたって 生きてゆくのには お金が必要だから
そういうことは わからないことではないから
働いてお金を得る
ところが 働いてお金を得ようとしても それができない
それができなければ 一人前じゃないのか
みんな大人になれば それができるのか
それができて 一人前か 
本当に そうなのか
人間の営みってこと考える
自分の希望をかなえるために
希望に向かって歩いていても
ちっとも前へ進まないということがある
それは 努力が足りなかったからか
努力って なんだ
力 使って 頭 使って 苦労して 苦労することか
いや足りない 死ぬほど 心 遣っているのも入れておくれ
心 遣うって 大事じゃないのか
人間らしくないのか
人間らしくないなんて
そんなことは 絶対にないぞ
そうだ だから 心遣う人達が
希望の光を失って 死んでいくんだ
貧しい人とか 病の人とか 不器用なひととか
その他にも いろんな人がね 
でも 生きてそこに居るということが
その時 微かに心遣っているってことが
一番大事なこと 人間の証し そのもの
目に見えないことが 無価値なものになってしまうこの国
そういえば 私の周りには
心遣う人ばかりで 貧乏人ばかり
その心遣う 貧乏人の家族と一緒に来た人生で
私は 心遣う 人間の姿を確信して
本当に 人間の姿を知ることができたよ
そしてね 心遣わない人は
私には よくわからないんだ