またまた備忘録

 
 『論語』を学ぶなどと、

 かっこうつけるつもりもないが

 年度最後の期間に

 四年生と三年生の授業でやろうと

 その第一歩が始まった。

 一つの「思想」を受け止めるということが課題。

 「思想」という認識を持つということが第一歩。

 私たちが、儒家から受けた影響には多大なものがある。

 それを見直す作業だ。そこからさらに

 思想の継承の次は、

 自らの「思想」を持つということになる。

 その一方で、『最後の一句』という森鴎外の作品を

 別の学年でやってみるつもりだ。

 鴎外には強く惹かれるものがある。

 鴎外をきちんと読みなおそう。

 国家権力の至近距離で生き続けながら

 鴎外特有の立ち位置が魅力的だ。

 ただ者ではないと

 いまさらながら感じている。

 それにしても、年度末にさしかかって

 一つの方向として、

 若い人たちには特に

 寄って立つ基盤を持ってほしい。

 何を今さらと言われそうだが、

 そういう思いを近ごろ特に強く感じている。 

 私自身、心新たにしているという感じが

 素直なところだ。