漢詩の時間

今夜二時間目は二年生の漢文の授業
「国語総合」というのを一年でやって
今年は現代文と古典に分かれるその最初
題材は五言絶句「鹿柴」(ろくさい)
王維の作
王維は画家としても名高かったという
その視点から見ると確かに情景描写が色彩豊かだ
いってみれば一行が5文字でそれが4行ある形式の
中国の詩を これから読もうとしているのだと最初に話す
起承転結など形式的なことを説明してから
一番やりたかったことを実行
自分の漢字体験を呼び起こして
「鹿柴」を自力で解釈しようとよびかけると
これが当然やれるのだと 生徒にも分かったみたい
表意文字としての漢字を昔から使ってきた歴史の刻まれ方を
自分の中から掘り起こすという作業をやってもらう授業
空山不見人
但聞人語響
返景入深林
復照青苔上