朝から・・・・・

寒い朝 六十歳と三カ月の朝 

喜びを見つけ出せない朝

こんな朝が いくどもあったな

喜べない自分を責めて

人を愛せない自分を嫌って

なんだか 悲しくなって

歩き続けたなあ

それでも あの時

喜びを見つけ出そうとした力が

もう なくなったのかなあ

旅がしたいと 思った

たったひとりで 周りのいろんなこと

みんな捨てて みんな忘れて

できっこないことを ふっと 想った

さびしがる人 傷ついてしまう人

人生を悲観する人 

そういう人たちが たちあがってくると思えば

そんな思いを 大事な人たちがするっていうのなら

私はやっぱり 昨日のまま

ほんの少し 笑みを浮かべて

この場所に たち続けよう・・・・・
でも