聖書を開く・・・

 なんと久しぶりなことか。

 聖書のページをめくって「マタイの福音書」を読み始めてしまった。

 読みたいと思った心が聖書のページをめくらせてくれた。

 それから、ある勢いに押されて読み進む。

 マタイ7章12節、13節、14節

 「それで、何事でも、自分にしてもらいたいことは、

 ほかの人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者です。

 狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、

 その道は広いからです。

 そして、そこから入っていくものが多いのです。

 いのちに至る門は小さく、その道は狭く、

 それを見いだす者はまれです。」

 
 だれかれを批難しながら、自分が傷だらけになっていくという愚を

 やめられそうな気がする。

 この国の愚かな権力者たちに、心を欝々とさせられてばかりいるのも

 やはり愚かなことだ。

 立ち止まって静かに考え、自分を立て直せるように思う。

 そうすれば、傍らの愛する人たちを、

 ともに苦しめたりしないで、励ますことができるはずだ。