4月半ば

歩き出した。生きている限り歩き続けている私。

高校で非常勤をやり始めて、今日で三日目。

若い頃のように、心底、何かを訴えることができるとは思えないけれど、

目の前の高校生の、人としてのひた向きさに、勝手に感動してしまい、

声に抑揚をつけ、発して言葉が、相手の心に確実に届くようにと

力を込めて話し続ける。

この国も、世界も、どうしようもなく劣化していく。

だから、若者に語る言葉を一つ一つ丁寧に選んで、

ゆっくり授業をする。

人が理不尽に殺され続けていても、どうすることもできない。

ただ、「殺すな」と心の中で呟き続け、

その言葉の上に、また今日の授業を展開する。

昼ご飯を食べて、午後からの授業だ。

パレスチナでは、意図的に食糧支援が妨害され、

多くの人々が飢餓にさらされているというのに、

私は、温かいうどんを食べていく。

春は名のみの・・・

もうすぐ、3月も終わる。

4月になれば、私は、自宅からすぐ近くの

県立高校の教壇で授業をする。

永い間、心身に障害を持っている子や、

なかなか集団に溶け込めない子どもたちを相手にして授業をしてきたから、

学力レベルが少し高いといわれている4月からの就職先で、

仕事に慣れるまで、少し時間がかかるかもしれない。

それにしても私は、もう72歳。

自分の老いを、肌身で感じる毎日だ。

しかし、それは自然なことなのだから、

時間の流れに身を任せていくしかない。

 

 

 

 

 

雨時々曇り

季節の変わり目は いつも体調を崩す

もう、かれこれ一週間くらいになる

心が折れそうになるけれど 

ふっと息をして まず心を整える

本当は 焦ることなど何もない

それでも せめて天気が回復してくれたら

いろいろ行動することもできて心が軽くなるのに 

今はあれこれ動かない方がいいかもしれない

無心


 

 

寒い初春

いいかげんに立ち上がって色々仕事をしなくてはダメだ。

今日は土曜日。仕事が休みの人も多いはず。

窓の外は久しぶりに太陽が顔を出している。

それでも四日くらい前から寒さが身にしみて なかなか動けない。

 

SNSで映像が届く。

イスラエル軍パレスチナ人を虐殺するありのままの映像を受信する。

胸が苦しくなってSNSを閉じても現実は継続中。

イスラエル軍は殺戮と破壊を繰り返して止めるつもりはない。

その上、破壊した家に残っているものを手にして

動画に向かって、ニコニコしていたりする。

こんな姿が全世界に配信されていても

もはや 何とも思わないのだろう。

世界中でイスラエル支援国家はアメリカ。

他にもドイツとかイギリスとか・・・。

程度の差はあっても「虐殺は止めろ」と真正面に叫んではいない国々。

いまこうして、パソコンのキーボードを打っている最中も

イスラエル軍の虐殺によってパレスチナの人々が殺されている。

実は今日、友人と二人でパレスチナ問題について

ひっそりと学習会をやる。

そしてできることなら、これからも継続してやり続けたい。

虐殺を黙認しない。イスラエルに即時停戦を叫ぶ。

虐殺を止めたい。パレスチナ人を殺すのを止めろ。

希望と絶望

スマホというものがあって

遠くのできごとを 見ることができるようになった。

その遠くのできごとっていうのには いろいろある。

見ていると 悲しくなるようなものがあったり

見ていると 怒りがふつふつと湧いてくるようなものがあったりする。

もちろん そればかりではなく 

見ていると 自然に笑顔になって

一人で 声を出して笑い出すことだってある。

それでも 遠くのできごとは

やはり 遠くのできごとのまま 

画像のこちら側にいる私と

決して交わることはできない。

私の中では 希望と絶望が 往ったり来たりするばかりだ。

ミッケ


 

手が冷たい・・・

引っ越しをしたいと思っている。

今いる家には、もう住めないから。

豊かな自然が、一番の取り柄だった。

それは今でも変わらない。

でも、家が古くなってしまって、そう遠くない頃に潰れてしまいそうだ。

だから、引越ししなくてはならない。

なんだか、いろいろ、もう疲れちゃったかな。

そこをまた、「えい」と掛け声をかける力が湧いてこない。

人生って、こういうのを繰り返して終わっていくのかな。

手が冷たい・・・。全然、温かくならない・・・・。

夢か・・・

希望を捨てなければ どんなことでも 

いずれ 叶えることが できるだろうか

武器を持たない 一般の市民を 無差別に殺していくイスラエル軍

ふと気づいたら 戦うことをやめて ゆっくりと後退していく

ある町で そういう事が起こったと思ったら

隣の町でも 同じようなことが起こった

いったい イスラエル軍に 何がおこったのだろう

私は 夢でも見ているのだろうか

世界中のたくさんの人々が イスラエルに停戦を訴えていた

その願いが 殺人鬼のようなイスラエル兵の心を

粉々にしてしまったのだろうか